〜脳卒中の日記風〜
半年経て

病院に入って半年が経ちます。
人が経験できない「大きな経験」をしていると思います。
幸いにも、頭は働いているので、そう思えます。
それすら、危ぶまれたわけだから…

［体って不思議だな］
ほんのちょっと（？）の出血で、様々に影響が出るものだ。
右片麻痺、ろれつがまわらない、
しゃっくりと呼吸困難、血痰等…
「食べる」が難しい。噛み合わない。
水分は特にいけない。むせてしまうのだ。
「しゃべる」もなんだか難しい。
スキー場で口が回らないみたいだ。
でも、「歩く」はもっと難しい。
こんなに考え考え歩いたことないよ。
右半身は内へ内へと引っ張られる。
足から先に回復してくる。
限界まで痩せられる。

［家族を養っていなくて良かったな］
まだ、「長男」で、ある意味、良かったのかも知れない。
１つの家族を心配させてしまったけれど、
２つじゃあなくて良かったのかも。

［いろんな人に出会った］いや［出会っている］
思えば、去年ココに来なければ、
いろんな人に出会っただろう。
でも、今ココにいる人々には出会わなかったはずだ。
考えたことも（少なくとも真剣には）ない世界だ。
だからこそ考えるいい機会になっている。
いつもなら仕事に追われてしまうのだ。
いつもなら酔っぱっらって、そして、眠ってしまうのだ。
こんなことをしているのも、いろんな人に出会ったから。

お世話頂き、ありがとうでござーる！！

３／２３（火）記：病院にて